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雑誌掲載記事

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月刊フルコンタクトKARATE2013年8月号 人の急所を攻撃する護身技

禅道護身術 連載 第20回

前回は、酔っ払いの人が絡んできた時の制圧方法を紹介した。
今回は人の急所を攻撃する護身技を紹介する。

人間には体全体に急所がある。
人間は急所を攻撃されると、どんなに力がある人でも倒れてしまう。
特に急所は人間の体の中心に集まっていることから、正中線が重要と言われている。
今回は、倒しやすい急所を紹介する。更にその攻撃方法も紹介する。

近づいてきた相手に対して、急所の顎を攻撃する護身術

相手から近づいてきた時に確実に仕留める護身術として、顎を打ち砕く方法がある。
私も得意な護身術で、目測で相手との距離を測り、相手の意表を突いて攻撃する護身術である。
パンチの種類も5種類あるので紹介する。

1.フックパンチで顎を打ち砕く

相手が間合いを一気に詰めてきたら、その瞬間、下からフックパンチを出して、的確に顎に打ち込む(写真A1~4)

2.ストレートパンチで顎を打ち砕く

相手が不用意に近づいて来ない時、こちらから攻撃する護身術として、ストレートパンチの攻撃がある。
当たる時に的確に打ち込まないと相手が倒れないので、練習をする必要がある。
もし一発で倒れない場合は、コンビネーションでフックパンチを打つと良い(写真A5~8)

3.アッパーパンチで顎を打ち砕く

相手が近くにいる状態から攻撃してきそうな時に使用するのが、アッパーパンチでの攻撃だ。
相手が一発で倒れない場合は、フック攻撃を併用すると、相手を確実に倒すことができる(写真A9~12)

4.裏拳で顎を打ち砕く

相手がサイドから近づいてきた時には、フック攻撃やストレート攻撃など構えが必要なパンチだと相手のも攻撃されてしまう。
そんな時は裏拳が効果がある。
裏拳により、確実に顎を打ち砕こう(写真A13~16)

5.掌底で顎を打ち砕く

相手にパンチ攻撃する時に、拳をピンポイントで当てる自信がない場合は、掌底攻撃でも良い。
相手の顎に当たる表面積が大きいので、顎を捉えやすい(写真A17~19)

顎を防御してきた時に使う、みぞおちを攻撃する護身術

相手が顔面に攻撃が来ると気付き、顔をガードした場合は、みぞおちを攻撃すると良い。
みぞおちにしっかりと当たると相手を倒すことも可能だが、倒れなくてもみぞおちに攻撃が入ると、一瞬顔のガードが空くので、そこにフック攻撃を入れて相手を倒し、護身すると良い(写真B1~6)

正中線を防御してきた時の、レバー攻撃からの護身術

相手が顔をガードして、更にみぞおちまで警戒して正中線を防御してきた場合(写真C1~2)

体のサイドにあるレバーを狙って攻撃する。
そうすると頭が下がるので、顔の鼻の上の急所に膝蹴りを入れて相手を倒す(写真C3~6)

金的攻撃による護身術

相手の股が空いていた場合、金的を攻撃すると相手は必ず頭を下げる(写真D1~3)

顔の鼻の上の急所に膝蹴りを入れて相手を倒す(写真D4~5)

空手道禅道会 横浜支部の紹介・大畑支部長プロフィール

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