「どこへ行っても襲われた際の脱出経路や対処方法が自然と頭に浮かぶ」という大畑氏に簡単な護身術を教えてもらった(協力/中島康喜)。
相手を引きつけながら、おでこ、髪の生え際などの硬い部分で相手の弱い鼻や人中(急所)を狙う(写真A1~3参照)。
「頭突きのコツは顎を引いて、頭を胴体と一体化させること。その状態を保ちながら相手を引きつけて頭突きをすると効果絶大です。
逆に頭を振っただけの頭突きはあまり効きません。口元を狙うと歯が刺さるので注意しましょう。
試合では、組んだ瞬間に頭を当てていきました」(大畑)
下から足首が金的に当たる感じで蹴る(写真B1~2参照)。
膝蹴りの場合も、蹴り同様のイメージ(写真B3~4)。
着衣を掴んでコントロールし、金的のダメージで腰が浮いたら、すぐさま上段膝蹴りへとつなげる(写真B5参照)。
会話の途中やお腹を触ったり、ある方向を指し示したり、相手の意識を自分から逸らした瞬間に殴って倒す(写真C1~2参照)。
パンチは拳頭の間に相手の顎先3センチを当てる(写真C3参照)。
写真D1のような握り方でスマホを持つ。
そして、自然な動作で相手に接近し打つ(写真D2参照)。
ピンポイントで狙っても外れることが多いので、正中線を狙う。
スマホだけでなく、ペットボトルでも代用可能(写真D3参照)。
禅道会横浜支部長の大畑慶高が本を執筆!
発行:白夜書房
四六判 192ページ
定価 1,500円+税
ISBN 9784864942904
陸上自衛隊レンジャー部隊に所属した経験と、禅道会で積み重ねた鍛錬と大会の実績、そして会社経営者としての見地から、昨日の自分より強くなる方法を解説した本です。
1974年生。
15歳から柔道を始め、陸上自衛隊に所属後、20歳で禅道会に入門。
22歳で自衛隊最強の松本山岳レンジャーとなる。
禅道会の内弟子となってから、一日8時間練習し、全日本で計4回優勝。
NPO法人日本武道総合格闘技連盟副理事長。
ワールドジャパン(株)代表取締役社長。
興和警備保障株式会社武道顧問。