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雑誌掲載記事

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月刊フルコンタクトKARATE2012年11月号 相手が近づいてきていきなり殴ってきた時の対処方法

禅道護身術 連載 第11回

前回は、回し受けの技術を応用した技で相手が掴んで攻撃してきた場合の対処方法を紹介した。
今回は、相手が近づいてきていきなり殴ってきた時の対処方法を紹介する。

前回でも説明したが、回し受けの技術は体幹からの回し払いの技術とブロッキングの技術で構成されている。
相手の攻撃を外に外したい場合は回し払い、相手の攻撃から体の正中線を守りたい場合はブロッキングが必要になる。

相手がいきなり殴ってくるので、防御する時の動作について瞬間にできる動きを基準にして紹介していく。
相手がすでにパンチのモーションに入った状態で避けるのは難しい。その時に使う技はブロッキングを基準とした技になってくる。
また、モーションに入ってしまったパンチを処理するには「幹」の部分を攻略するのが最も有効である。

少し遠い間合いから殴ってきた場合

少し遠い間合いから殴ってきた場合

向こうから相手が接近してきていきなり殴ってきた(写真A①~②)。
殴ってきた腕の肩口を掌底で止める(写真A③)。
相手の勢いが止まった所でアウトからアッパーで顎を打ち砕く(写真A④)。
倒すためのとどめのパンチとして右フックで相手を倒す(写真A⑤~⑧)。

相手が近すぎる間合いから殴ってきた場合 その1

相手が近すぎる間合いから殴ってきた場合 その1

相手がすぐ近くまで近づいて至近距離から殴ってきた(写真B④~②)。
至近距離のため肩口を掌底でブロックするだけでは相手のパンチは当たってしまう。そこで顔をアウトサイドに避けながら掌底を出すようにする(写真B③)。
アウトサイドから相手の顎にアッパーを加える(写真B④)。
とどめとしてフックを相手の顎に打ち込み相手を倒す(写真B⑤~⑦)。

相手が近い間合いで殴ってきた時、こちらは制圧したい場合

相手が近い間合いで殴ってきた時、こちらは制圧したい場合

至近距離から相手が殴ってくる(写真C①)。
相手の肩口を掌底で抑えてアッパー攻撃を行う(写真C②~③)。
今度は相手をフック攻撃で倒すのではなく肘打ちで相手の顔にダメージを与えながら相手の着衣を釣り手のように持つ(写真C④~⑤)。
左手で相手の腰付近を掴み固定しながら右肘を相手に押し付けて倒す(写真C⑥~⑧)。
ニーオンザベリーからポジションを取って制圧する(写真C⑨~⑩)。

相手が近すぎる間合いから殴ってきた場合 その2

相手が近すぎる間合いから殴ってきた場合 その2

相手が至近距離から殴ってきたので肩口に掌底を出す(写真D①~③)。
そのまま肘を曲げて相手の顔面に肘打ちを放つ(写真D④)。
次に左フック攻撃で相手を倒しとどめを刺す(写真D⑤~⑦)。

空手道禅道会 横浜支部の紹介・大畑支部長プロフィール

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