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雑誌掲載記事

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月刊フルコンタクトKARATE2013年9月号 2人組の相手から攻撃された時の護身術

禅道護身術 連載 第21回

前回は、人の急所を攻撃する護身技を紹介した。
今回は、2人組の相手から攻撃された時の護身術を紹介する。

2人掛かりで危害を加えて来ようとしても、相手は仲間同士間違って攻撃してはいけないという無意識が働き、どうしても攻撃の一瞬の時間差が生まれてしまう。
こちらはその時間差を利用して反撃をしなければならない。

近づいてきた相手に対して、急所の顎を攻撃する護身術

2人組の相手が自分に近づいてきた(写真A1)

前の相手とにらみ合っている時に、後ろの相手が後ろから体を掴んできた(写真A2~3)

前の相手が襲いかかって来ようとしてきた時に合わせて、前蹴り攻撃を行い、相手を吹っ飛ばす(写真A4~5)

その間に後ろから抱きついている相手を倒すため、両腕を開きながらロックを外し、その後相手の首を抱え込み顔面への膝蹴りを行って相手を倒す(写真A6~11)

前蹴りで吹っ飛んだ相手が再び攻撃を仕掛けてきた瞬間に、顎にフック攻撃をして相手を倒し、その後相手の頭を蹴って制圧する(写真A12~16)

2人組で1人に前から掴まれて、もう1人も後ろから攻撃してきた時の護身術

前から来る相手に、胸倉を掴まれた(写真B1~2)

後ろからも相手が近づいてきて、攻撃を仕掛けようとしてきた(写真B3)

掴まれている腕の肘を掴んで、その腕を返しながら、相手の肘をロックする(写真B4~6)

前の相手が動けない状態にして、後ろから来た相手に前蹴り攻撃を行い、相手を吹っ飛ばす(写真B7~8)

前の相手の肘をロックしたまま、左腕で相手の頭をロックして、顔面膝蹴りで相手を倒す(写真B9~10)

後ろの相手が立ち上がってきたところを、右フック攻撃で倒して、相手の頭を蹴って制圧する(写真B11~16)

今回紹介した技は、通常の一対一での打撃の攻撃技に組み技を組み込むことにより、一対一で攻撃する状態を作り出して攻撃した。
練習する時は、通常の一対一での攻撃を練習してスムーズに技が出るようになって間合いが分かるようになってから、二対一の練習をすると良い。

護身術を使用する状況は、試合と違い、いきなりやってくる。
普段から常に練習して、相手が自分の間合いに入ってきた時は、相手が攻めてくるものだと思い、頭の中で制圧するイメージトレーニングが必要である。

空手道禅道会 横浜支部の紹介・大畑支部長プロフィール

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