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月刊フルコンタクトKARATE2012年10月号 相手が掴んで攻撃してきた時の対処方法

禅道護身術 連載 第10回

前回は、空手家ともめごとになって廻し蹴りで攻撃された時に、回し受けの技術で対処する方法を紹介した。
今回は、その回し受けの技術を応用した技で、相手が掴んで攻撃してきた時の対処方法を紹介する。

回し受けの技術は、体幹からの回し払いの技術とブロッキングの技術で構成されている。
相手の攻撃を外に外したい場合は回し払い、相手の攻撃から体の正中線を守りたい場合はブロッキングが必要になる。

相手が掴んでパンチ攻撃してくる場合の護身術(例1)

相手が掴んでパンチ攻撃してくる場合の護身術

相手が右腕で胸倉を掴んで左の腕でフックパンチを仕掛けてきた(写真A①~②)。
自分の右腕で回し受けをして相手の左腕からの攻撃を払って手首を取る(写真A③~④)。
左腕の掌底で相手の顎を攻撃する(写真A⑤~⑥)。
相手の左腕を引きながら大外刈りをイメージして相手の足に足を掛ける(写真A⑦)。
左手で相手の顎をさらに押して相手を倒す(写真A⑧~⑨)。
パウンドで相手を仕留める(写真A⑩)。

例1から掴んだ胸倉を離してパンチで反撃に来た場合の護身術(例2)

例1から掴んだ胸倉を離してパンチで反撃に来た場合の護身術

手首を掴まれた相手は、掴んだ腕を離してフックパンチで反撃してきた(写真B①~②)。
相手の顎に掛けた腕を首に回して背中を掴む(写真B③~④)。
頭を下に押しながら相手の腕の関節を極める(写真B⑤)。
膝蹴りを顔に入れて相手を倒しとどめの攻撃を行う(写真B⑥~⑧)。

例1から相手が回し受けの技術で自分の腕を取りに来た場合の護身術(例3)

例1から相手が回し受けの技術で自分の腕を取りに来た場合の護身術

相手が胸倉を掴んで攻撃してこようとした時に顎に掌底を放ち対処したが、相手が回し受けの払いで腕を掴んできた(写真C①~③)。
相手の腕を掴み直し両腕を掴むことで防御して自分の腕を伸ばす(写真C④~⑤)。
両腕を引きながら頭突きを放ち相手を倒す(写真C⑥~⑦)。

例3から頭突きを嫌がり体を後ろに引いた場合の護身術(例4)

例3から頭突きを嫌がり体を後ろに引いた場合の護身術

両腕を取って頭突きをしようとした時に相手がそれを察知して体を後ろに引いた(写真D①~②)。
両足タックルで相手を倒しパウンドを放つ(写真D③~⑥)。

空手道禅道会 横浜支部の紹介・大畑支部長プロフィール

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