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「一撃」で暴漢を撃退?【横浜 空手】

前回までで、打撃稽古・相撲稽古・柔道稽古を簡単に説明させていただいましたが、どれを見てもらっても、武道の伝統技術を活かした方法で稽古を行います。本来の実際の闘いの場では、打撃しかできないから立ったまましか闘えない、組み技だけしかできないから組み技でしか闘えないとかだと、相手を制したり、自分を護ろうとするのにも大変難しくなってしまいます。

例えば、体格差があって相手が長い刃物や棒などを持っていたとすると、相手の懐に入るのも至難の業です。剣道三倍段というくらいで、リーチの差を埋めるのは相当難しいと言われています。また相手が懐に入ってきていて、刃物などを突きつけられたりしたら、その時の対処方法の選択肢は多い方がいいですよね。

また暴漢と向かい合って、構えてコンビネーションを出している時間はありません。また、もみ合ってドサクサの中、ドラマのワンシーンのように刺されてしまうような事などは避けたいものです。そうなると「相手と触れた瞬間に倒す!」ということが一番目の選択肢になります。

実際に、当団体の小沢首席師範が海外で換金所から出てきたところ、後ろから何かを突きつけられ、金を出せみたいな事を言われたようです。その時身の危険を感じた小沢首席師範は、振り向きざま護身用の裏拳に近い技で一撃で倒したそうです。そうして伸びている暴漢の手元を見ると拳銃だったということで、後から冷や汗が出たという事件もあるくらいです。その時振り向いて組み技などで対処していたのでは遅かっただろうと言われていました。

とにかく稽古ではあらゆる状況に対応できるように、打撃から組み技まですべての間合いに対応できるように稽古をしていくことが大切なんですね。また普段より相手の前にボーっと立つのではなく、半身で立つ。出入りや距離感(間合い)などを考えておく必要があります。更に高みを目指すなら試合などで相手と向かい合い闘うことで生じる、恐怖感や不安からくる緊張感などにも慣れておかないと実際の修羅場でテンパってしまい護身には繋がらないしょうね。人間は緊張すると実際の実力の半分も出せないという話もあるくらいですから。

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