武道とは本来、人を殺すための技を道にしたものです。
これは、単なるスポーツや健康法とは違います。
命を懸けた極限の場面で、己と仲間を守り抜くための、生きるか死ぬかのための技術こそが、武道の出発点なのです。
私は、大畑慶高は陸上自衛隊に所属し、特殊部隊のレンジャー隊員として訓練を積み、戦場を想定した格闘戦技も徹底的に研究しました
常に「本当に生き延びるためには何が必要か」を考え続け、己を鍛えてきました。
その経験をもとに、禅道会で技術を磨いてきました
現代日本において、武道は次第に
へと形骸化しつつあります。
確かに平和な時代に生まれた私たちは、幸運なのかもしれません。
しかし、本来の武道の意味を忘れてしまっては、武道は死ぬ。
これが、私の危機感です。
私は「戦場を想定したリアルな武道」を今も追求し続けています。
次世代を担う若い武道家たちが、実戦を恐れず本物の戦いに挑戦できる舞台を用意することが、今の私の役割だと考えています。
そのため、禅道会ではUSC(Ultimate Submission Championship)総合格闘技(MMA)といった、現実の格闘舞台への挑戦していきます。
彼らは、勝敗だけを追っているのではありません。
己を鍛え、己を超え、本当に使える力を磨き続けているのです。
禅道会の稽古は、
真剣勝負の積み重ねです。
心を磨き
技を磨き
体を磨き
己の甘さを断ち切る
その先に、
命を守る力
仲間を守る力
社会に貢献する力が育まれると、私は信じています。
武道とは、生きる力を養う道であり、生かされていることへの感謝を行動で示す道です。
私は、禅道会を通じて、
強く
優しく
賢く
しなやかに
生きる武道家を、一人でも多く育てていきたいと思っています。
今こそ、本来の武道を、心に刻み、体で体現する時です。
共に、本物の道を歩み続けましょう。
NPO法人日本武道総合格闘技連盟 副理事長
空手道禅道会 大畑慶高