空手道禅道会 横浜本部 支部長・大畑慶高
「空手は若いうちしか始められないもの」
「小さいころからやっていないと無理なんじゃ…」
「年齢的に、もう新しいことは無理だと思っていた」
こうした声を、私は何度も耳にしてきました。
しかし、そのたびにこうお伝えしています。
空手は、“いまの自分”から始められる武道です。
この記事では、「空手が身につく年齢」について、年齢別の特徴や指導法、そして何歳でも始められる理由を、横浜の空手道禅道会での実例をもとに解説していきます。
当道場では、年中(5歳)からの受け入れを行っています。
この時期の子どもは、
というメリットがあり、非常に人気です。
社会人になってから空手を始める人が、ここ数年で急増しています。
目的は、
という“心身の改善”を求めるもの。
仕事終わりに通える夜間クラスや、
週末クラスの充実により、ライフスタイルに合わせた無理のない習慣が可能です。
「健康のために何か始めたい」
「転倒予防と姿勢改善をしたい」
といった理由から、
シニア世代の入門も年々増えています。
火の呼吸や瞑想、軽い稽古などを中心に行い、
運動未経験でも無理なく続けられる内容を提供しています。
さらに、道場に通うことで孤独感が薄れたり、地域との交流の場になったりと、精神的なメリットも大きいのが特徴です。
年齢層 | 主な効果 |
---|---|
4〜12歳(子ども) | 礼儀・集中力・基礎体力・自信 |
13〜18歳(中高生) | 精神力・判断力・競技志向 |
19〜39歳(社会人) | 抵抗力・護身術・ストレス解消 |
40〜59歳(中高年) | 姿勢改善・柔軟性・心の余裕 |
60歳以上(シニア) | 健康維持・転倒予防・自己肯定感 |
空手の良いところは、「学年」や「世代」で内容を限定しないこと。
個々の目的に合わせて変化させられる、柔軟な武道です。
たとえば、
これらの繰り返しが、習慣となり、“生き方”を自然と変えていきます。
空手は、ただ強くなることが目的ではありません。
「生き方が整うこと」で結果的に強くなる。
これが本質です。
「40代から空手を始めました。今では週2回が習慣です」
「子どもと一緒に始められたのがうれしい。親子で帯が増えていくのが楽しい」(30代母)
「65歳で入門。肩こりが減り、姿勢が良くなったと言われます」
「入門当初は不安でしたが、丁寧に教えてくれるので続けられています」(50代女性)
「思春期の息子が、空手で自信を取り戻しました」(中学生の保護者)
「70歳で初めての武道体験。先生も仲間も優しく、長く続けたいと思えた」
何歳からでも、あなたの「強くなりたい」は叶えられます。
空手とは、技を磨くだけでなく、
そんな人生のトレーニングです。
空手道禅道会 横浜本部では、どんな年齢の方でも、一人ひとりに合わせた稽古と環境を提供しています。
まずは一度、体験にお越しください。
あなたの「いま」から、人生は動き出します。