今日から、アメリカで総合格闘技イベントとして有名なUFC144が日本上陸だそうです!http://jp.ufc.com/event/ufc-144#/fight
知人の話によるとプライドなどの全盛期を彷彿させるような盛況ぶりのようです。
さて前回と前々回あたりで、相撲と柔道の極意ともいうような部分のお話をさせていただきましたが、もう一度簡単にまとめさせていただくと、
①相撲は「引かば押せ!押さば押せ!」で強固な姿勢を作る。
②柔道「引かば押せ!押さば引け!」で、柔軟なさばき方で相手を崩す事を学ぶ。
③、①を体力に自信のない人でも習得しやすくするには・・・・空手道の身体に負担の少ない1人バランスの軽運動、禅道会流のストレッチや基本稽古を繰り返します・・・・並行して、中間距離で組む柔道組みからの道着の崩しを学んでいきます・・・・正中線を意識できるようになり姿勢が作れてきたら、空手の回し受けと足さばきを応用し、それらを繋げ実戦用にします。
極端に別けられるものではないのですが、①を剛と考え、②を柔と考えて、技術を習得していくとメリハリがあって技に偏りがなくなります。
これを試合などの実践の場などで使用する場合は、上記のように剛と柔を一体化させる必要があります。感覚的に優れている人は、こういう風に別けなくても直観的にミックスさせる事ができますが、私も含めそうではない人がほとんどだと思いますので、まずは個別に学び、それをうまく繋ぎ合わせていきます。点と点をたくさん作って線にしていく必要があります。
剛柔一体というとわかりづらいと思いますが、例えば首相撲で回し崩しを使いますよね。相手の首を取って回りながら崩す動きです。あれは、まず相手が押してくるということが前提で技が決まります。ということは、まずコチラから押してあげる。または押せない姿勢を作ってあげることで相手が押してくるのです。そこに相手の動きに合わせて回して崩すのですね。その時の手の位置や体の位置についての細かい部分は、ここでは割愛させていただきます。
いろいろな面白い技、凄い技、かっこいい技なども基本の応用なので、迷った時などは基本に戻ってみると意外と簡単に解決できますよ!!