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空手道 大誠館 宮崎文洋館長の武道人生 5


カテゴリ: 大誠館 宮崎文洋, 格闘技の話 タグ:
経済的にも大ピンチ。一時は最悪の状況まで考えていた。 宮崎の受難の日は続く。当時を振り返って、こんな話をしてくれた。「収入の糧がなくなってしまったものだから、所有していた愛車も一台ずつ売却し、貯金から何からどんどんお金が無くなってしまいましてね。それでも意地もがあったから、桑園の道場は辞められなかったんです。でもそこの家賃が70万。次第に支払いが追い付かなくなり、最終的には自分の家も売却

空手道 大誠館 宮崎文洋館長の武道人生 4


カテゴリ: 大誠館 宮崎文洋, 格闘技の話 タグ:
石井館長命令で正道会館北海道支部長に就任する 石井館長の命を受けて、正道会館・北海道支部の発展に奮戦していた宮崎。前回の記事にも記載したように、その努力の甲斐あって、門下生の数は1000人を超えるまでになった。フルコンタクト空手というカテゴリーの武道の中では、異例の大規模な人数である。戦略的な企業家の石井館長の助言もあったと思うが、やはり、宮崎本人の明確なまでの目標設定とそれに向けたアプ

空手道 大誠館 宮崎文洋館長の武道人生 3


カテゴリ: 大誠館 宮崎文洋, 格闘技の話 タグ:
石井館長命令で正道会館北海道支部長に就任する 前回の続き。空手に夢中になっていた宮崎だが、所属していた北海道支部長が様々なトラブルがあり、正道会館を離れてしまった。その後、黒帯の門下生たちも様々な理由で去っていくという事態が起きたのである。宮崎自身も疑問がわいてきて、「私も辞めます」と正道会館を退会してしまった。それまで、あれだけ熱中していた空手である。退会したのはそれなりの理由があった

空手道 大誠館 宮崎文洋館長の武道人生 2


カテゴリ: 大誠館 宮崎文洋, 格闘技の話 タグ:
有志を募って、東海大学正道会館・空手部を設立。 石井館長の強さに感動した宮崎はその場で、正道会館に入門した。その後、札幌の旭川の東海大学に進学。大学で学びながら、正道会館の札幌支部で稽古に臨んでいたのである。しかし、それだけでは物足りなかった宮崎は旭川から通いながら、大学でも部活を作ろうと、有志を募って大学一年の時に「東海大学正道会館・空手部」を設立した。こんなことを書くと、宮崎は恐縮す

空手道 大誠館 宮崎文洋館長の武道人生 1


カテゴリ: 大誠館 宮崎文洋, 格闘技の話 タグ:
今回から紹介するのは、大誠館館長であり、禅道会の札幌道場長で北海道責任者である宮崎文洋氏(以下、敬称略)。 厳格な父親のもと、少年期はその反動で喧嘩に明け暮れる日々 宮崎は幼少・少年期は北海道の炭鉱町に住んでいた。父親が学校の教員だったそうだ。仕事柄、躾には厳しかったようで、それを超えて、今風に言うと、虐待のような家庭環境で育っていたと言う。厳格なまでの父親の存在に抑圧されてい

空手道 禅道会 小沢 隆 代表の武道人生⑪


カテゴリ: 格闘技の話, 禅道会 小沢隆 タグ:
空手の稽古法・競技体系が模索される中で 禅道会が設立したのは、1999年。一世を風靡したフルコンタクト空手のブームは過ぎ去り、それぞれに分裂していった時代であった。ある組織はスーパー―セーフ着用で顔面有り、ある組織は捌きに特化した稽古体系を築き上げていた。フルコンタクト空手そのものの大筋が細分化していった時代だったのである。当然のことながら、一つの空手組織・道場への入門者も選択肢が広くな

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