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合気伝承の歴史を知る


カテゴリ: 格闘技の話 タグ:
合気を探究するうえで、ある程度、その伝承を知る事は重要だと思う。いささか読みにくい所もあるかも知れないが、今回はできる限り簡潔に合気伝承の概要を書いてみたい。 日本最古の書「古事記」には、建御雷神(たけみかづちのかみ)が、建御名方神(たけみなかたのかみ)を「葦を取るように、つかみひしいで投げた」との記載がある。これは相撲の原点になったと言われる「手乞(てごい)」と呼ばれるものだ。この手乞

合気の章⑩


カテゴリ: 格闘技の話 タグ:
氣空術の稽古中にほんのわずかな力で相手が崩れる、倒れる状態を体験したある門下が思わず、こんなことをつぶやいたことがある。「こんなので技がかかるなんて…」と。 そうなのだ、自分でも信じられないぐらいの力でかかる。彼は続いて、こうも言った。「でも、力を入れないと、不安だもんなぁ」と。 まったくもって同感である。武道や武術をやってきた者でなくとも、人を何とかしようとする場合は「力を入れる」という

合気の章⑨


カテゴリ: 格闘技の話 タグ:
今まで、合気は無意識のなせる技と書いてきた。例えば、武道・格闘技経験者なら一度は体験しているはずである。何気なく出した打撃で相手をノックアウトした、何気ない投げが見事に決まったなど…。実攻防でこのような無意識の技が出ることはままある。そういうレベルまで達していくために、何百回、何千回と自身の技を繰り返し、鍛錬していくのだ。だから、合気も週に数回程度の稽古で会得できるものではない。稽古でできたと

合気の章⑧

合気の章

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相手の攻撃に対して、「受ける」のではなく、「迎え入れる」ぐらいの気持ちが無意識の技、つまり合気を成立させる。したがって、氣空術では「やってやろう」という意識を捨てろと指導されると同時に、可能な限り、触れた相手に優しく接触させるようなイメージを持つように言われる。それは格闘技でも同じだ。 例えば、シャドーボクシング。ただ、動いているだけでは何の意味もなさない。実際に目の前に相手がいるとイメージ

合気の章⑦


カテゴリ: 格闘技の話 タグ:
前回、実際の攻防で果たして合気は通用するのかと書いた。自分の体験から踏まえて言うと、それは極めて難しい。ただ、技の応酬の一場面への展開、あるいは柔らかい身体操作は活かせると思う。 その体験談の一つを書く。心と身体を使って無駄のない、自然な動きを修練するのが氣空術。しかし、支部稽古だけでは飽き足りないから、ものは試しと、打撃系武道をやっている知人とも実際に打ち合い、蹴り合いをする組手もやった。

合気の章⑥


カテゴリ: 格闘技の話 タグ:
合気をかけるとは「結び」を作ること。結びとは、相手に接触した段階でその相手と一体になってしまうことだと謎の空手・氣空術に書いてあった。 この結びを作るために必要なのが「圧」。たとえば、相手の胸に自分の手の平を当てると、ほんのわずかな接触状態にもかかわらず相手が押し返してくる。 そんな微妙な圧で、結び(合気)をかける。すると、相手は固まってしまう。 それは畑村会長曰く「ガラス細工のように固

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