以前、腕や足が切れた人はないはずの腕や足が猛烈に痛むという話をしたことがある。それについて、もう一度、書いておこう。
この治療法をつくったインドの脳神経科学者・ラマチャンドランが「脳のなかの幽霊」という本を書いているのだが、切れた腕や足がないはずなのに、現実にあるかのように痛む。痛いという気がするのではなく、実際に激しい痛みを感じる。
なぜ、ないにもかかわらず痛むのかというと、その痛みの体験が大脳に強い体験として残っているからだ。
つまり、人間関係の精神的苦痛、あるいは肉体的に痛かった体験が残っているのはすべて大脳で感じているからなのである。特に腕がなくなったとか、足がなくなったというのはその人にとって精神的かつ物理的にも大変な痛みを伴う。
一種のPTSD、心的外傷と言っていいのだが、脳は現実か非現実かの区別は実はつかない。梅干を思い浮かべると唾が出るように、そこに梅干がなくても唾が出るのだ。ということは、人にとって心の不安や体の痛みの大半が「現実でないことで感じていることの方が多い」ということになるのである。
現在のコロナウイルスで人々が不安・恐怖感を抱え、実際に心身の不調を招いてしまう人がいるのは、こうした理由があるから。
だから、自分の思いこみ方そのものを変える。「今の不安は自分が悲観的に考えているのだ!」と思い、客観的な考え方を意識的に導入することだけでも効果がある。
もう一つは呼吸法である。呼吸をすることで脳の血流が良くなるので、細胞は大きくなり、活性化する。脳が強くなるのだ。
以上、小沢代表から聞いた話だが、改めてその話は続く。
「免疫の力は、年齢にも関係しています。健康で若い世代ならば、ウイルスが体内に侵入してから7日ほどで免疫の活動量が一気に増えます。そしてウイルスを排除し、症状がおさまると、免疫の活動量も減っていきます。
ところが、高齢者だと7日経っても免疫の活動量があまり増えません。50歳を過ぎる頃から免疫細胞が新しく作られにくくなるからと言われています。
しかし、諦めてはなりません。普段から当たり前のようにしている呼吸を少し変えてみれば、免疫力を簡単に高めることができます。呼吸を操ることにより自律神経を整え、代謝を高めるのです。
例えば、風邪を引くと熱が出ますよね。これは体温を上げて免疫力を高めようとする自然な働きによるものです。ガン細胞は熱に弱いことが知られていて、体温を上げてガン細胞をやっつけるという治療法もあります。この理由から身体を暖めることによって、免疫力を活性化させられると私は考えています。
呼吸法や息吹を行うことによって、酸素と二酸化炭素の交換が増え、新陳代謝が促進されます。血液の循環も良くなり、身体の末端まで血液が行きわたり、ポカポカと温かく感じられることでしょう」
呼吸法による免疫力を上げる方法は理解していただけだろうか。
次は外側の抗菌についての話である。
「まずは手洗いです。流水と石けんによる手洗いでウイルスを洗い流します。
次に手指消毒用アルコールによる消毒を行っています。コロナウイルスは70%程度のアルコールに弱く、市販の多くはそれに当たります。
しかし、私がお勧めしたいのが、グレープフルーツ種子から袖出されたポリフェノール(脂肪酸フラボノイド)を主成分とする天然除菌抗菌剤です。脂肪酸フラボノイドは、天然の抗生物質といわれるほど抗菌力が非常に高く、さらに抗ウイルス作用など効果があります。浸透圧により細菌、カビ類、ウイルス類の活性を妨げ、有効成分が長く抗菌します。介護の現場でも使われているのですが、既存の塩素系やアルコールを使用した除菌製品よりも、次のような利点があり、導入を決めました。
消毒用アルコールは長く使うと手が荒れてミクロのひび割れが生じます。そこからウイルスやバイ菌が却って侵入しやすくなってしまいます。今、病院での院内感染が問題になっていますが、アルコールの手消毒が仇になっているかも知れません。
臭いもなく、肌への刺激がないので顔や喉へのスプレーも可能です。天然の成分なので安心。持続性があるのでマスクの両面にスプレーして使っています。マスクも入手困難ですので洗ってスプレーして何回も使えますね。
以上の点から、私は既存の消毒用アルコールの3倍程度の効果を感じています。
繰り返しとなりますが、ウイルスに感染しても、バランスのよい食事や充分な休養、適度な運動を心がけていれば発症しにくくなります。何歳から始めても、着実に免疫力を高めることができます(これからの人生で考えれば、あなたは今日が一番若い)。
また、免疫細胞の約7割は腸内にあります。腸内環境を整えるのに効果のある発酵食品や食物繊維を意識してとりましょう。
さらに笑うこともしましょう。笑うとナチュラルキラー細胞が増えて、がんや感染症にかかりにくくなると言われています。『笑う門には福来る』の精神でこの国難を乗り切りましょう」
小沢代表の言葉に勇気づけられた方も多いのではなかろうか。武道ではないが、「自分の身は自分で守る」しかないのである。それを実践すること、多くの人にシェアすることで、ウイルス感染者が少しでも減少することを心から祈ってやまない。
あのハリー・ポッターの著者JKローリングさんが、新型コロナウイルスに感染したのでは…と思われる状態から回復!そのプロセスでとても役に立ったのが、医師である夫が伝授してくれた呼吸法だった。
その内容を紹介すると…ファンタジー映画「ハリー・ポッター」シリーズの原作となった同名児童小説の原作者であるJ.K.ローリングさんが、過去2週間にわたり、新型コロナウイルス感染症とみられる症状に苦しんでいたことをツイッターで告白。同時に自身が回復のために実践したという、英医師が推奨する呼吸法を紹介した。ローリング氏は、医師である夫のニール・マレーのアドバイスのもと、英クイーンズ・ホスピタルの医師が推奨する、新型コロナウイルスに感染した患者が肺炎を発症するのを防ぐ効果があるという呼吸法を紹介した動画をこんなコメントとともにシェアした。
「みなさん、クイーンズ・ホスピタルの医師が呼吸器症状の改善について説明しているこの動画を見てください。ここ2週間、私は新型コロナウイルス感染症とみられるいくつもの症状に悩まされており(検査は受けていませんが)、医師である夫の助言を受けて、この呼吸法を実践しました。現在は完全回復しており、この呼吸法は非常に助けになりました」
ローリング氏が紹介した動画で、クイーンズ・ホスピタルの医師が看護師長の監督のもと、「感染者のみなさんは、まず、肺の中にたくさんの空気を送りこむ必要があることを理解してください。それを可能にするのが、この呼吸法です」と説明する呼吸法は、まさに、小沢代表が伝えてくれたものとほぼ、同じ内容であったのだ。
ちなみに動画に登場する医師は「この方法は、看護師たちが日々、医療現場で実践しているものであり、新型コロナウイルスに感染した人が病状を肺炎へと進行させないため、そして、まだ感染が確認されていない人が、予防として行っても効果がある」と語っている。
ローリング氏は、この動画をシェアし、新型コロナウイルスに感染した疑いがあるものの現在では回復していると報告した投稿に、たくさんのフォロワーたちからお見舞いのメッセージが寄せられたとそうだ。
こうした事実からも呼吸法がいかに大切で効果があるかを分かってもらえると思う。以上でコロナウイルスへの対抗策は終了とする。全ての人々が呼吸法を実践し、免疫力を高めることで、打倒!コロナウイルスを目指していただけることを願っている。